ブーランジェや、ブーランジェを目指す人にとって見逃せないのがクープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー(ベーカリーワールドカップ)。次回大会は、2008年4月にパリで開催される予定。それに伴い国内代表を選出する最終選考会がモバックショウ期間中に行われました。第2次審査を通過し最終選考まで勝ち進んだ出場者は、パン選考部門、ヴィエノワズリー選考部門、飾りパン選考部門あわせて16名。その出場者たちが4人ずつ4日間に分かれて製パンを競う合うというもの。オープン競技形式なので、パンが出来上がっていくようすを間近に見れるという、パン好きにとっては興味深い内容なのです。

出場者たちの表情は真剣そのもの

完成したパンが次々と並べられていきます


パナデリアが会場に伺った時には、競技の真っ只中。真剣な表情で黙々とパン生地や窯と格闘する選手たちと、それを近くで厳しくチェックする審査員たちの姿が心に響きます。

クープ・デュ・モンド国内代表選考会の他に、ウィンドウディスプレイコンテストやサンドイッチコンテストなどの楽しい企画も


なんと、競技時間は7時〜15時まで。8時間もの間この緊張状態が続くのですから驚きです。出来上がっていくパンを見ていると、どの出場者の作品も美しくて甲乙つけがたい感じですが、審査対象は見かけだけではありません。味はもちろんのこと、衛生面や作業面などの細かいところまで念入りにチェック。そんな厳しい審査をくぐり抜け、日本代表という栄冠を手にするのはどの選手なのでしょう?フランス本選を目指して、皆さん、頑張ってください!



(後日記)
2月24日に、日本代表選手が決定しました。優勝された皆さま、おめでとうございます!

パン部門 1位 西川正見さん(潟hンク)

ヴィエノワズリー部門 1位 渡部賢一さん(樺骰巣zテル)

飾りパン部門 1位 山崎彰徳さん(叶_戸屋レストラン)