北海道は、本当に広い!簡単に、札幌へ戻るといっても、その移動距離は東京の比ではありません。先を行く佐久間号がうなりをあげ、前を走る車をことごとく抜かしていきます(法定の範囲内ですよ!)。
こんなに急ぐのには訳があるのです。実は、この日の夜、「ムーラン・ド・ギャレット」の渋谷英樹さん、「ブーランジェリー アンシャンテ」の竹内哲也さんと一緒に食事をすることになっていたのです。
さらに今回、パナデリアがどうしても行きたいお店のひとつ、「パティスリーシイヤ」は翌日が定休日なので、今日しかチャンスがない!うーん、どっちも行きたい・・・。

ようやく札幌に到着したのは午後の7時。ちょうど、会食の時間です。
そこで、チームパナデリアの2人と佐久間さんが「パティスリー シイヤ」へ行くことになりました。


「パティスリー シイヤ」のケーキ
次回は、ぜひ全員で行きたい!


夕食の場所は、イタリアンレストラン「φ(ファイ)」。細い路地のひっそりと佇む、洒落たお店です。メロンやアスパラガス、ウニにラムと北海道の幸を贅沢に使ったお料理に加えて、この日のために竹内さんが国産小麦で作ってくださったパンが登場!


”ホクシン”をベースにした小麦粉「オペラ」のバゲット。
クラストがお煎餅のように香ばしい!


「わー、おいしい!」
昨日今日と眺めてきた小麦"ホクシン"や"ハルユタカ"が、実際にパンに生まれ変わったことを思うと、いつも以上にパンがいとおしく見えてきます。


パスタは
85% ハルユタカ、15% デュラムセモリナ粉。
もっちり、こしがあります


「志賀さんに勧められて、今回初めて国産小麦を使ってみたんです」
と、師匠を前に控えめな竹内さん。
「彼なら良いパンを作れると思ったんです。うん、上手にできてます」
と志賀さんも嬉しそう。
おいしい料理と、おいしいパン。そして、"食"を愛する仲間たち。楽しく夜は更けていきました。