● サボテン

乾燥した夏のマルタでは緑が少ないのですが、その中で鮮やかな緑色を誇っているのがサボテン。訪れた7月末には、大きなサボテンに、まるで足の指のようにたくさんの実がなっていました。これは、フルーツとして生食も可能ですが、それはもう少し黄色く色づいてから。びわやイチジクに似た味わい、と言われているようです。
これはサボテンの実のジャム。
洋ナシやリンゴを思わせる爽やかな風味で、クセはまったくありません。


マルタのヨーグルトは、カスピ海ヨーグルトにも似たなめらかでトロッとした食感。酸味はしっかりあります。


● ハチミツ
タイム、レモン、クローバーのハチミツ。黄金色で透明度が高く、トロッとやわらか。濃いけれど丸みのあるやさしい味わいで、最後にレモンの爽やかな香りがフワッと鼻に抜けます
マルタ島の名産のひとつで、主にタイムから採れるのだそう。本などでは"濃厚で独特のクセがあるおいしさ"という評判でしたが、実際に食べてみると、イメージしているよりもソフトな印象でした。いわゆるモミや栗のハチミツのようなクセや、喉の奥にグッと来る強い甘みはなく、カンロ飴やメイプルシロップに似たコックリとやさしい甘みがあります。雑味がなく、さわやかな香りが強いせいか、特にヨーグルトとの相性が抜群でした。



ホテルの朝食を始め、スーパー、免税店などでも見かける、恐らくマルタでもっともポピュラーなブランド。マルタは暑い国だからなのか、なぜか大雑把な絵や彫像が多い気がします。



● ウサギのシチュー
マルタではウサギ料理が一般的。確かに、ゴツゴツと岩がむき出した地形を見ればそれも納得です。きっと、ウサギや山羊の生育に向いた土地なのでしょう。骨付きのウサギは、味も食感も鶏肉そっくりで、クセもありません。


● ブラジオリ
これもマルタ料理のひとつで、ベーコンやひき肉、ハーブなどを薄切りの牛肉で巻いたもの。トマトソースで煮込んであります。


● フィッシュ&チップス
こと"食"に関しては、イギリスの(悪?)影響を強く感じるマルタ。やっぱり"フィッシュ&チップス"もありました。写真ではわかりにくいかもしれませんが、大量のフライドポテトの下に、サクッとした白身魚のフライが隠れています。マルタでは、大抵ポテト(フライ、茹で、チップスなど様々)とケイパーやオリーブを添えたサラダが付いてきます。


● タコのパスタ
イタリアの影響からか、パスタは定番料理のひとつ。
ただ、“アルデンテ”のイタリアと違い、麺は太く、やわらかめのお店がほとんどです。
そして、驚くのがそのボリューム!日本の約2倍はありそうなパスタが豪快に盛られて来るので、2人でひとつで充分です。

新鮮なタコとトマトのパスタ。タコが噛む必要がないほどやわらかく、上に散らしたフレッシュハーブが効いています





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