《101エリア》

101
台北の最新スポットと言えば、世界一の高層ビルとして話題になっている"101"。ニョキニョキっと天に向かって伸びるその姿は、遠くからでもよくわかります。
建物は近代的ですが、節目にほどこされた雲の模様がなんとも台湾チック。なんでも一番が大好きだという台湾人。雲よりも高く、ということなのかもしれませんね。


天高くそびえる姿は圧巻!
最上階は展望台になっています


ミスタードーナッツ
101の周辺は、デパートやショッピングモールなど大きな建物が群れをなす都会的なエリア。ここで、あのミスタードーナッツを発見!2004年の10月に初出店し、長蛇の列を作ったと耳にしていたのですが、なんと1年以上たった現在も行列ができていました(2号店のようです)。すごい!


お店の外まで行列が!


《永康街エリア》

回留
あの「ディンタイフォン」のある永康街エリアは、飲食店やカフェなど見所もいっぱい。思う存分小龍包に舌鼓を打ったあとは、油をすっきりと洗い流しましょう。
賑やかな公園の近くにひっそりと佇む「回留」は、周囲の喧騒が嘘のように思える、静かな茶芸館。窓の外に目をやると、草木の緑が心を癒してくれます。
ここでオーダーしたのは、台湾特産の烏龍茶「東方美人」。紅茶のような香りと甘みが特長の、上品なお茶です。なんでも、お茶の芽にわざと虫をつけることによりマスカットのような芳香が生まれるのだとか。台湾に行った際は、ぜひ試してみてください。


時間の経つのも忘れてしまいそう・・・

回留
Add:永康街31-9 / Tel:02-2392-6707



高記
ショーウィンドウを飾る、小さくて可愛らしいお菓子たち!
思わず中へ入ると、お菓子屋さんではなく老舗の浙江料理店でした。
マンゴープリンと、ゴマ団子のようなお菓子を購入、ホテルでゆっくりと味わうことに。マンゴープリンのやさしい風味と口どけが、一日の疲れを癒してくれます。


台湾のお菓子は自然な甘さのものが多いような気がします

高記
Add:永康街5 / Tel:02-2341-9984



《その他》

京兆尹
昔の中国の首都"京兆"を店名にかかげた、中国宮廷菓子が味わえる老舗店。
さすがに、店構えがゴージャス!といっても、そこは台湾。どこまでもフレンドリーなので、気兼ねなく入れるのが嬉しいところ。西太后が宮廷の料理人に作らせたという、甜点心は見目麗しく、丁寧な作りこみが伺えるもの。甘さ控えめの上品な味わいです。


午後からはセットメニューも楽しめるそうです


リュー ダグン
"ロバが寝転ぶ"という意味の、北京の代表的な点心。
かつて農村で重要な労働力だったロバが、黄色い砂の上で寝転ぶのが好きだったことから、この名前が付けられたのだそうです。なんとなく可愛らしいですよね。
粒の食感を残したやわらかいもち米の生地に包まれているのは、しっとりとした小豆とナツメの餡。外側にたっぷりまぶしたきな粉と、甘酸っぱくて花の香りが上品なキンモクセイのソースが味に深みを与えてくれます。



ワン ドオ ファン
一見、羊かんのようですが、味も口どけもまったく別物。口に入れると、スルスルとくずれるように溶けていきます。手が込んでいることが伺える繊細な食感で、西太后が愛したお菓子というのもうなずけます。甘さはごくごく控えめ。えんどう豆の自然な甘みがふわっと香ります。


京兆尹
Add:四維路18 / Tel:02-2558-0019



《九分》

九分茶房
前回も訪れたお気に入りの茶芸館です。
テラスから見えるのは、太陽の下に輝く真っ青な空と海、そしてどこまでも深い山々の緑。
こんな素敵な場所で、ゆっくりとお茶の香りに身をゆだねていると、身体の芯がときほぐされていくようです。



空の青、山の緑、全てに生命力が溢れています


”シュン、シュンッ”
お湯の沸く音が心地良い


烏龍茶入りのチーズケーキ
細かい茶葉が混ぜ込まれたチーズケーキ。濃厚でまったりとした味わいに、フワッと香る烏龍茶の香りが爽やかです。紅茶入りケーキの感覚でいただける一品。



ドラ焼き
「おいしいですよ」と、勧めていただいたのは、日本のよりも、ずっと小ぶりで上品なドラ焼き。ふんわり軽い生地は、サクッと歯切れがよく、甘さ控えめのナツメ餡が身体にやさしく染み渡ります。


九分茶房
Add:瑞芳鎮基山街142 / Tel:02-2496-9056