【シュトーレン】  | 
     
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油脂量が多いので、粉とあわせる前に油脂のクリーミング作業が必要になります。クリーミングとは、油脂(今回はバターとショートニング)を馴染ませてから砂糖、塩を加えて、なめらかなクリーム状になるまで攪拌する作業。こうすることによって、粉と生地が合わさりやすくなります。
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| 油脂が白っぽくなるまでしっかりとミキサーにかけてから、粉を合わせます | 
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| ふっくらもちもちに発酵した発酵種。指の跡が残る“おへそ”が、発酵完了のサイン | 
クリーミングした油脂に、粉とシナモンを加え、さらに発酵種を数回に分けて混ぜ、低速で捏ね上げます。捏ね上げの仕方で、食感の違いが出るそう。 「しっかり捏ねて1時間程発酵をとると、パン風のシュトーレンになります。サックリとお菓子のような食感にしたければ捏ね上げを短くしてください」 本田シェフは、パン風の食感にするため、クッキー生地より少し柔らかいくらいの硬さになるまでしっかり捏ね上げます。そこに登場するのが、シュトーレンにはかかせないたっぷりのドライフルーツとナッツです。 「グランドハイアットでは、フルーツは3ヶ月前からラム酒に漬け込んでいます。フルーツは、生地に対してかなりの量を使っていますね。フルーツの量や種類は自由なので、みなさん好みの配分で作ってください」 グランドハイアットのシュトーレンのおいしさは、やはり自家製の漬け込みフルーツにあったか!家で作る場合は、もちろん市販品でも構いませんがフルーツの水分量が多い場合は、発酵種をつくる段階の牛乳の量を減らしたほうがいいそうです。  | 
     
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| シュトーレン生地はなんと24kg!いったい何個のシュトーレンができるのでしょう・・・ | 
フロアタイムの後、分割し、ベンチタイムをとってから成形へ。“キリストのおくるみの形”や、“ゆりかごの形”といわれるシュトーレン。今回は、パウンド型に入れたものと、折っただけのものと2種類作ります。  | 
     
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| 伸ばしたものをたたんでS字に折り返し、型に入れます。いよいよシュトーレンらしくなってきました! | 
シュトーレンの焼成時も、たっぷり1時間。しっかり焼き上げた後、熱々のうちに、バターに漬けます。このバターの量がまたすごい!なんとその量3kg。まるで溶かしバターのプールのようです。  | 
     
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| 焼きたての熱々のところをバターにドボン。こんな薄手の手袋では・・・熱い!熱い!熱い! | 
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| でも、この笑顔。・・・シェフ、無理してませんか? | 
バターにつけたものは、グラニュー糖をまぶし、さらに冷めてから粉糖をコーティングしたら、できあがり。  | 
     
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| 砂糖をかけるのは、おいしさだけでなく、腐敗菌を守る、防腐剤の効果もあります | 
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