麦踏み体験を終えた一同は、次の会場となるJAさがみ六会支店へ移動。ランチを挟み、生産者、パン職人、そして消費者の交流会を行います。

マイクロバスに乗って、いざ出発!


ランチまでまだちょっと時間があるので、ここでパナデリア主宰の三宅から一言。

「これまで長い間パンを食べてきましたが、一般消費者として小麦に触れる機会はほとんどありませんでした。でも、自分たちで食べるものくらいは、自分の目で確かめたいと思うようになり、パナデリアではかれこれ10年間、国産小麦を追いかけています。消費者はもちろんですが、どうやって小麦粉ができるのかを知らないパン職人の方も少なくない。今までは、タンパク質量や灰分の数値が重要視される傾向にありましたが、これからは数値だけでは測れない粉の個性をとらえてパンを作ることも必要になってくると思います。この機会に、皆さんにも粉の勉強していただければ嬉しいです」


パナデリア主宰 の三宅からもご挨拶


そして、今回のお楽しみは、パン職人の方たちのご好意により試作していただいたパンの試食です。
実際にどんなパンができるのかというのは、パナデリア会員として、そして消費者としても一番気になるところ。そこで、「湘南小麦プロジェクト」でいち早く地産地消を実践する「ブノワトン」高橋幸夫さんを始め、県産小麦に関心をもつパン職人の方々に無理を言って試作をお願いしていたのです。


産地違いバゲットも登場します!


さらに、農業技術センターの方々が準備してくださった、神奈川県産小麦のすいとんやピザも並びました。もちろん、薬味のネギなども神奈川県産。甘くて臭みの少ない新品種だそうです。


←県産小麦のすいとんは、
モチモチとした食感。
粉の旨みがダイレクトに
味わえます
→県産小麦で作ったピッツア。
生地に甘みがあり、
力強い味わいです!


では、次のページで試作していただいたパンをご紹介します。