文・写真 やぎあすか





南ドイツの田園地帯に、だんだん起伏が増えてきて、虹色のスペクトルに色づいた秋の山々と緑の畑、そして山間の村の赤い屋根が織りなすリズムにうっとりしているうちに国境を越え、オーストリアはチロル地方へ。
その代表的な街、インスブルックを訪ねました。

◆パスタのスープ(左上)
細いパスタの入ったスープ。コンソメ仕立てのにゅうめんのようなやさしい味わいです。スーパーマーケットにあるインスタントスープのラインナップにも必ず入っていました。(日本だと、コーンスープ・コンソメスープ・わかめスープとなるところが、このパスタのスープ・貝型パスタのスープ・コンソメスープに置き換わった感じです)
◆チキン料理(中央上)
やわらかな胸肉にハムとチーズをはさみ、こんがりソテーした素朴な料理。さっぱりしていますがボリュームがあります。肉に肉を組み合わせるところが、どこかローマのサルティンボッカ風・・。
◆チョコレートプディング(右上)
プディングとクリームの中間といったやわらかさ。堂々たるホイップクリームの量は、これが決してデコレーションのためのものではなく、見た目通り味の50%程度を担っていることを主張しています。
◆トルテ類(下)
伝統的なトルテ類が並びます。Himbeertorte(木苺のトルテ)、Kaesetorte(チーズケーキ)など。とてもシンプルな構成です。その日に出すぶんだけ作っているのでしょう、のどかでフレッシュな味わいが外見からも感じ取れました。


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◆ヴィルテン巡礼教会(左)
クリームの絞りのようなデコレーションや、ピンクと白、きらきらと散りばめられた金色がなんとも女性的な印象。詳しくきいてみると、マリア崇拝の教会とのことでした。なるほど!
◆街並み(中央)
古い街並みが修繕されつつ、大切に使われています。とある古びた建物の内側から眩しい光がこぼれていて、ふらふらと近づいてみたらなんとスワロフスキーの本店だった、ということもありました。
外側の外壁が可愛らしい色に塗られた建物も。からくりアートめいたものもありました。
◆看板(右)
ドイツで見かけたものより、やや装飾性が高いものが増えているように感じました。


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◆クロワッサン(左下・中央)
さくさくさっぱりした皮、しっとりした生地に粒バターが散っているような味わい。折り込み生地らしい層は見受けられませんが、甘めで、カフェオレとよく合いそうなおやつにぴったりの風味でした。
◆トプフェン入りのパン(右)
トプフェン(カッテージチーズ。お豆腐のようなあっさりした味わいです)を包んだ菓子パン。つるつるした表皮とクッキーのようなもそもそした生地の対比がおもしろかったです。
◆Baecker Ruetz(左上)
上のふたつを購入したお店。何気なく入ったのですが、のちに現地ガイドさんから「この町で一番の人気のお店」と教えられ、たいそう気を良くしたのでした。
◆ディスプレイ(右上)
こちらは通りすがりのお店の。平たいクネッケのようなパンなど、素朴な焼きものが並んでいます。どこか、北欧のパンとの繋がりを見出せそうな雰囲気。


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◆モーツァルトの生家
あざやかな山吹色の外壁の建物がモーツァルトの生家です。内部は、博物館になっている部分以外、まだ一般に居住している方がいらっしゃるとのこと。防寒のため、20cmはあろうかという厚みをそなえた石の壁に驚かされながら、足音をひそめてそっと見学します。
博物館には、直筆楽譜はもちろん、モーツァルトが作曲を始めた鍵盤楽器(クラヴィア)や彼の髪、常人離れした耳を写生した原画など、貴重なだけでなく彼の存在が生々しいまでに身近に感じられる資料がたくさん展示されていました。
そして、すばらしいアート作品「永遠のモーツァルト」!赤ん坊にも老人にも見えるモーツァルトが不思議な微笑みを浮かべたままベビーベッドに横たわっています。
「この天才の短くて濃い人生は、果たして幸せだったのかしら・・」気がついたらうっかり涙ぐんでしまっていた私です・・。
◆看板類
看板の柄の部分に施される"装飾のための装飾"が増えてきています。マクドナルド(中央写真)もこの通り、ちょっぴりゴージャスな感じに!


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◆カフェ・トマセリ
1703年創業の、有名な老舗カフェへ。Kaesetorte(チーズケーキ)とSchokoladentorte(チョコレートケーキ)、そしてKaffee Melange(カフェ・メランジェ=ウィンナーコーヒー)を注文。飲み物はオーストリアらしく、銀盆に水のグラスを添えて供されます。(このあたりではおいしい水が採れるんですよ、という誇りを示しているのだそう)
トルテはなつかしい、シンプルな味わい。粉の粒子が粗いので生地がざくざくしています。

ちなみにこのカフェ、注文の方法がちょっと変わっています。
飲み物とトルテ類とで担当者が分かれていて、お客はまず席について、(超)慇懃無礼なおじちゃんウェイターに飲み物を、トルテ担当の若いお姉さんにトルテを(見本を持ってきてくれます)頼み、支払いもそれぞれにするのです。
(ドイツ語圏のコンディトライ・カフェでは、大抵、ケーキケースがお店の入り口付近にあり、
"そこでケーキを注文→番号の書かれた半券を受け取る→席について飲み物を注文する際に半券を渡す→飲み物とケーキが一緒にくる→席で一括清算"
という流れになっています)


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◆ApfelStrudelの看板
冷凍のアプフェルシュトゥルーデルの広告です。おいしそう!
◆ザルツブルグのマーケット
林檎の種類の多さにびっくり。右上はスパイスのたっぷり入ったクリスマス用の焼き菓子(Lebkuchen)。お花のかたちが可愛らしい。とっても寒い日だったのですが、ここには一足先に春がきているかのようでした。
右上は"バウムクーヘン"屋さん。といっても、発酵生地を棒にくるくると巻き付けたものを焼いた、円筒形のパンなのですが・・。
シナモンシュガーをまぶしたものを試食させてもらいました。香ばしくて、牛乳と一緒におやつにちょうどよさそうです。
左下は"Salzburger Brezen"屋さん。プレッツェルの形をした巨大な菓子パンがたくさん売られています。
(Pretzel、Brezel、Brezen・・・"プレッツェル"を表す単語は、ドイツ語圏でも地方によって微妙に綴りと読みが変わります。)


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シリアルのベンダー(大量に噴射されます)や、ツリー状のパン棚などプレゼンテーションがおもしろいザルツブルグの朝食。

◆ヨーグルトに西瓜(左下)
さっぱりして、くせのないヨーグルト。西瓜はこの旅の間中、あちこちでよく見かけました。しかもどれもフレッシュで、きちんと甘いのです。早朝は零下になるこの街で夏の果物に出逢うのはちょっぴり不思議な感じでした。
◆フレッシュチーズ(中央下)
もろもろしたフレッシュチーズ。"凝乳"そのもの。
◆巨大きゅうり(右下)
この直径、傍のバターと比べてみてください・・。切る前はヘチマほどあったのではないでしょうか。味は、それほど青臭くも水っぽくもなく普通なのですが・・。


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ミラベル宮殿へ。"美しい眺め"という名前は宮殿そのものをさしているそうなのですが、一般開放されている庭園のほうにもその由来を求めたくなるほどの美しさでした。
広くて明るく、のどかで眠くなってしまいそうな空気のなかを散歩していると、朝のジョギングの一団が。なにかがちゃがちゃと音がするなあ・・と思ったら兵士の皆さんでした・・。
ともあれ、遠方にかすむ城壁と、ザンクトペーター教会など街にある建造物の近景との組み合わせが美しく、いくらでも時を過ごせそうな場所です。映画「Sound of Music」のロケも行われた噴水や、ドレミの階段などもあり、各国から来た観光客がそれぞれ母国の言葉で共通の歌を口ずさんでいるのがすてきでした。


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世界遺産ハルシュタットは、"世界でもっとも美しい湖畔"とされています。秘境感とのんびりひらけた感じが同居していて、すばらしい場所でした・・。
ハロウィンが近かったためか、Kuerbisfest(かぼちゃまつり)の看板を掲げてさまざまな種類のかぼちゃを並べている露店をあちこちで見かけました。


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◆Tiroler Brot
(チロラーブロート)機能的な棚にディスプレイされたパンの数々。チロル地方のパン、というものを見つけました。
"ライ麦と小麦のブレンド、ひまわりの種、ローストセサミ、塩とスパイスを使ったイースト発酵のパン"とのことです。
◆Linzertorte
とてもラフなつくりのリンツァートルテ。
いわゆる"タルト"と"トルテ(ケーキ)"のちょうど境に位置するリンツァートルテですが、ことこのリンツァーに関しては、むしろ"パン"と"お菓子"の境にも立っているといえそうです。
◆Marmorgugelhupf
2種の生地をあわせた、マーモア(=マーブル)グーゲルフプフ(=クグロフ)。これまたざっくりしたつくりですね。

("Prezel"と同じように、"Gugelhupf"にも"クグロフ"や"クーゲルホップ"など、いろいろな綴りと読み方があります。「昔はホップの力を使って膨らませていた」という歴史から、「グーゲルフプフ」が最古なのでしょうか。 国境とはまた違った細かな変化の境をお菓子を通して体感するのは、旅の大きな愉しみです☆)


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◆Wienerschnitzel
ベタとは思いつつも、一度は食べてみたかったヴィーナーシュニッツェルです。かなり大きく広がっていたのですが、さくさく軽い口あたりと淡白な味わいでとても食べやすかったです。左上のGemuesesuppe(野菜スープ)はじゃがいものクリーミーなコクとさまざまな野菜の旨味が一体となっていて、この旅の個人的なベスト・スープでした。右上はオレンジのシャーベットです。


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◆Continental-Fruehstueck
オーストリアで"コンチネンタルスタイルの朝食"というと、バターとジャム、コーヒー、そしてトーストの代わりにカイザーゼンメルといった具合になります。
カイザーゼンメルはちょっと乾燥ぎみだったのですが、このバターがおいしかった!


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はるかにグロリエッテを臨むシェーンブルン宮殿(左)。贅沢な空間です・・。ウィーンの中心からは少し離れた場所にある、ハプスブルグ皇帝の夏の離宮で、広い庭園にはハプスブルグ家の子供たちのためにつくられた植物園や動物園(!)などが。(道路標識で、「Schoenbrunn」の表記と共に必ずゾウのマークがあることを不思議に思っていたら、そういうわけなのでした)
写真右は、ウィーン市内にある、美しい庭を美しいスフィンクスたちが微笑みながら見守るベルヴェデーレ宮殿。"ヴェルヴェデーレとはイタリア語で"美しい眺め"という意味なので、"ミラベル"と同義です。庭園ではちょうどスプリンクラーが放水をしていて、じわじわきらきら輝く赤と緑が、地面を覆うガトーのように見えました。

市街は、これまで訪れてきた町に比べて一段階建物が大きくなり、6階建てが標準になっています。それでも風情のある建物が多く、リング(街を囲む城壁を取り払った後の、円形のメインストリート)をそぞろ歩いているだけでも愉しめます。


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◆Frittatensuppe
(フリッターテンズッペ)細切りにしたクレープ(ほんのり甘く、卵の風味が濃い)の入ったウィーン名物のスープです。
◆Tafelspitz
(ターフェルシュピッツ)口の中でほどけるようなやわらかーい牛肉にほうれんそうのソースが添えてあります。皇帝フランツ・ヨーゼフの大好物だったそうです。
つけあわせのじゃがいももざくざくしていてとてもおいしかったです!
◆Apfel Strudel
(アプフェルシュトゥルーデル)あたたかい状態でいただきました。パイ生地はちょっともっちりしていましたが、心あたたまる味わいでした。


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ウィーンに来たら絶対に食べ比べをしたかったザッハトルテ。
まずは元祖・ホテル・ザッハーへ。
メニューは新聞のかたち(写真左上。その名もSacher Zeitung)になっていて、ホテル・ザッハーの歴史や歌(??)に混じって読み物のような風情でメニューが書かれています。

◆Sachertorte
チョコがけは5mm厚、しゃり・ほろ・じゅわ〜の三段階で口の中に広がります。しゃりしゃりどっしり、ウィーンそのものの味という印象。 そして、ほわほわと軽やかな口あたりとみずみずしい喉ごし・・ビールの形容をしていようですが、添えられた生クリームのこと。のみもののようなおいしさで、トルテとの相性も絶品でした。
◆Einspaenner
ちょっと焦がしたような香ばしさのあるコーヒーに、たっぷりのクリーム。甘さと苦さ、冷たさと熱さが渾然となって喉を通ってゆきます。"アインシュペナー=一頭立ての馬車"という名前は、寒い夜に御者達に好まれたからという由来だそうだけれど、この忙しいおいしさからもきているのかも・・などと考えてしまいました。


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双璧のもう片方、デメルへ。

◆デメル店内(写真下)
お願いして写真を撮らせてもらいました。伝統的なドイツトルテがずらり。内容がよくわかるように一切れずつ前にディスプレイしてあるのが可愛らしい。コルネや、アルミケースに流して焼いたフラン風の素朴なお菓子もありました。

◆Sachertorte
テイクアウトして公園へ。デメルの函をもって歩いていると、「僕も(私も)デメルに行きたいんだけれど、道を教えて」とあちこちで他の国の観光客に声を掛けられました。
さて、トルテのほうは、生地に弾力があり、チョコレートはかなりの厚掛けでナッティな風味。ホテル・ザッハーのものに比べてかなり優しい風味で、"モカケーキ"という印象です。リリエンベルグのザッハトルテのルーツを見ました。(リリエンベルグのもののほうが、洗練されていますが)



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◆ヴォティーフ教会(左上)
一部改修(煤落とし)中だったヴォティーフ教会。尖塔の凝った造りが目をひきます。ウィーンの現地ガイドさん曰く「ガウディのサクラダ・ファミリアに似ているでしょ」
◆ミヒャエル門(中央上)
みごとな天蓋。この門の外には、大天使Michaelをメインにした教会があります。
◆聖シュテファン大聖堂(左下)
さまざまな時代の建築様式が入り混じっており、なんだかもう凄い存在感を放つ、ウィーンの街の心臓。ちょうど街の中心にあるので、もし迷っても、この尖塔をめざして帰ってくればよい、というわけです。方向音痴でならした私も、ウィーンだったら大丈夫!住めるわ!
◆夕暮れの街並み(中央下)とドナウ川(右下)
ウィーンの空には市電の電線が縦横無尽に張り巡らされています。それでもごちゃついて見えないのは、街の色彩が落ち着いているためなのでしょう。 そして、ドナウは・・青くは、なかったです・・・ヨハン・・・。


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◆カイザーパビリオン
陽が落ちた後、シェーンブルン宮殿の中にある皇帝の朝食場所、カイザーパビリオンへ。庭園の鍵の手違いで、電燈も殆どない真っ暗な庭園の中を徒歩で抜けて、あのゾウマークの動物園を通って行くことになりました。 初めて訪れる、真夜中の動物園。そこは・・・昼間よりも数倍にぎやかでした!

夜行性の動物たちの動き回るガサガサバリバリという音、キーキーギャーギャーという鳴き声にあふれていました。展示用のケージがどこにあるのかも判らないので、さながらジャングルの中を手探りで探検するような心地でした・・・。

遠くにカイザーパビリオンの橙色の灯が見えてきたときには、日本昔話で、山奥で迷った旅人が灯りのもれる民家を発見したときの気持ちがよく判りました。
しかも、建物の内部に入ると大きなシャンデリアや、ハプスブルグ家の時代から使い込まれた木の家具や華やかな天井画が迎えてくれて、「化かされているんじゃ」感がさらにつのります。
こんな歴史的な、豪奢な場所で食事ができて、その後で宮殿の中でコンサートを聴けるなんて・・・。
やっぱり夢なのかも。夢でもいいわ、というふわふわした気分のまま夕食に臨みました。

さすがカイザーのための場所、じゃがいももいつになくしゃれたスタイル(絞り出し)で出てきました。
パンはカイザーゼンメルの他、ロゼット型のものなど伝統的な数種がありました。古来より受け継がれてきた、おそらく皇帝達の前に供されたものと同じかたちのパンを口にできるなんて。感慨深かったです。
黒すぐりのジュースも、こってりした甘みがおいしかった!


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◆大ギャラリーにてコンサート
幸いなことに夢は醒めぬまま、宮殿の中に。
昼間の観光で訪れた大ギャラリー(ヴェルサイユ宮殿の鏡の間によく似ています)に通されました。お昼には撮影禁止だったのですが、このコンサート中は無礼講。
演目は、モーツァルトとヨハン・シュトラウスを中心にしたもので、途中バレエやオペラも混ぜつつ披露されました。
蝋燭を模した電気の灯がゆらゆらと鏡に映えて、壮大な時間が宮殿の中を、そして私の身体の中を流れてゆくかのようでした・・・。

さまざまな場所で、時空を超える感覚の冒険を体感した、今回の旅行をしめくるるにふさわしい、最後の夜となりました。


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さて、さんざん食べたりうっとりしたりしてばかりいるようだが、
結局、旅立ちの際に心に刻んだ探しもの、自分の感覚のルーツは見つかったのか? 

と、いいますと・・・


たしかに、在りました。

石の文化の持つ奥深さと懐の広さ、ヨーロッパの空のもとだからこそ映える色彩・・・ 
・・・懐かしかったり、感動で涙ぐんだり、深く納得したり、を繰り返す道中でした。

けれども、ひとつなにかを発見するたびに、文献の中でだけ知っていたものを実際に味わってみるたびに。
それはまた、新しい憧れや次の物語を生み出すのです。

見えるのに届かない、遠ざかれば遠ざかるほど輝いて見えるそれらに向かって、旅はまだまだ続きます!





おまけ:日本に持ち帰ったおみやげお菓子 →