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「ご覧いただいたように、はちみつは本当に自然のもの。ですから、季節によって色も風味も違うんですよ」 |
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8回分のはちみつを並べてみると、色にかなり違いが。明るく薄い色から、深い茶へと変化しています |
さっそく、試食させていただくと・・・。 5月、6月のものは、草花やハーブを思わせる、軽くて上品な風味。ちなみに、この時期はタンポポやツツジ、バラなどの花々が蜜源となっているそうです。 |
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明るい色合いの春のはちみつ |
次は7月27日のはちみつを試食。グッと深い色合いで、ほのかな酸味を感じます。どこかフルーツを思わせる豊かな味わい。 最終回の9月10日分は、さらにこっくりとした深い味わいで、栗を思わせる深い旨みがありました。 |
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だんだんと、深い色合いに。味の濃さが 想像できる7,8月のはちみつ |
花の種類を特定しない百花蜜だけに、それだけに季節による味の違いが楽しめるのかもしれません。それにしても、こんなにも味や風味が違うとは驚きでした。
「この“原宿はちみつ”は、現在、“原宿はちみつプリン”と“原宿はちみつ フルーツア・ラ・モード”の2種類に使用しています。はちみつの香りをいかすため、プリンの生地にもこだわっているんですよ」 と、コロンバン商品部の太田さん。ちなみに、今プリンに使っているのは、4回目の6月25日に採取したはちみつだそうです。 |
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“原宿はちみつプリン”。底に入っているの透明な液体が、原宿はちみつ。繊細かつ豊かな風味をしっかりと味わえるよう、プリン生地は口どけよくあっさり。1日限定40個です |
「実は、はちみつ自体を販売して欲しい、というお声もいただいているんです。来年に向けて、巣箱を5個から10個に増やす計画なので、今後はそういったことも考えていきたいと思っています」 確かに、はちみつそのものがおいしいので、それ自体を味わいたいという声も頷けます。しかも、“原宿”産のはちみつなんて、ちょっとしたお土産にもいいですよね。 |
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取材を終えて店を出ると、すぐそこには、原宿の雑踏が。 この建物の上で、はちみつがとれているなんて、やっぱりすごいことだと、改めて実感しました。 人や車がたくさん行き交う、この都会で必死に蜜を集めているコロンバンのミツバチを、皆さんも、やさしく見守ってあげてくださいね! (2010.10)
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