別名サイレントシティ、静寂の街と呼ばれるイムディーナは、かつて首都があったところ。元々はフェニキア人によって築かれた砦が町へと発達し、13世紀以降に今あるような美しい街並みへと整備が進んだそうです。ところが、ヴァレッタに首都が移ると、人々の移住が進みイムディーナは衰退。そのシンと静まり返った様子から、こんな別名で呼ばれるようになったとのこと。しかし、そのおかげで街には中世の面影がそのまま残り、まるで自分がタイムトリップしてしまったかのような錯覚におそわれます。初めて訪れたのにどこか懐かしい香りがする・・・そんな、とても印象深い場所です。一方、ラバトはイムディーナの城外に広がる庶民の街で、今も多くの人々が暮らしています。

はちみつ色のマルタストーンで造られた城壁に沿うように続く、迷路のような細い路地。カーブの先から、今にも中世の騎士たちが現れそうな気がします。

現在は約500名ほどの人がこの中で暮らしているそうです。
ブーゲンビリアの鮮やかなピンクが照りつける太陽に栄え、眩しいほどの美しさ。
真っ赤なドアも絵になります!
壁を彩るのは、こんなにかわいらしい陶器の表札や彫像。
敬虔なクリスチャンが多いマルタでは、ドアの横にマリア様を見かけることもあります。


「カフェ フォンタネッラ」

散策途中にぜひ立ち寄りたいのが、このカフェ。高台にある場所から、外に広がる眺望を楽しむことが出来ます。


● ケーキ


レモンチーズケーキ(手前)
日本の2倍はありそうなボリュームに圧倒。甘さは思ったよりも控えめで、チーズもレモンもほんのり。かためのムースのような食感で、底はザクザクとしたクランブルになっています。

リコッタチーズケーキ(奥)
ふかふかのやわらかいスポンジに挟まれているのが、リコッタチーズ。細かく刻んだドライフルーツやナッツがたっぷり入っています。



「ラバトのお菓子屋さん」

看板にある"Traditional Maltese Cakes & Nougat"の通り、ハニーリングやマルタ風ヌガー、いちじくなどのドライフルーツがたっぷり入ったケークなどがずらり。見たことのない色や形のお菓子は、見ているだけで楽しい!


●ヌガー


マルタでは色々なお店で見かけるヌガー。メレンゲたっぷりのフワフワした食感に、これは間にチョコレートが挟まったタイプです。おもちゃチックな味なのはご愛嬌。





〈マルタ島〉
〈 ゴゾ島 〉チタデル/シュレンディ&アズ−ルウィンドウ
〈 その他 〉マルタ名物の食べ物