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ショコラティエ パレ ド オール


大阪と東京の2大都市を拠点に展開する、「ショコラティエ パレ ド オール」。看板商品の“パレ・ド・オール”を始め、ショコラティエ三枝俊介氏による40種類のショコラが、店内のショーケースを華やかに彩っている。


新丸ビル内の東京ブティック。店内では、ショコラのほか、カカオのスパークリングドリンク“ショコラ ネスパ?(¥840)”もいただける


三枝氏のショコラの魅力は、なんといってもユニークな素材使いにある。例えば、昨年話題になった“パレダルジャン”は、抹茶の香りをいかすため、生クリームやバターを使わずに作った、三枝氏らしい一品。乳のコクを補うためにごま油を使用することで、まろやかな中にも、お茶の風味とほろ苦さがいきたショコラになっている。


昨年末に開催された新作発表会にて。どのショコラも、キャラクターがはっきりとしていて、楽しみのある味わい


そんな、三枝氏が今季もまたユニークなコレクションを発表してくれた。それは、“からだにおいしいショコラ”。ネーミングからして、ちょっと変わっている。
「カカオの成分はとても体にいいんです。今回は、美容と健康にいいと言われるアナツバメの巣の成分を加えているんですよ。砂糖の代わりにはメープルシロップとハチミツを、また、生クリームの代わりに豆乳を、さらにバターの代わりにごま油を使っているんです」
コンセプトは、365日、毎日一粒食べて体に良いこと。美容と健康にいいだけでなく、この製法のおかげでカカオの香りがよりいっそうクリアに出ているのも特徴。ペルー産、マダガスカル産、ベネズエラ産、それぞれの香りと風味が存分に味わえる。


やさしい味わいのペルー産、シャープな酸味のマダガスカル産、ほんのり苦みのきいたベネズエラ産の3種類。これなら、罪悪感なく毎日食べられそう!(12個入り ¥1,860)


「私の場合、素材から発想しています。どうすればその素材をいかすことができるか?という観点でチョコレートを選び、味を構成していきます」
素材に合うチョコレートを選ぶ。これこそショコラティエの腕の見せ所だ。三枝氏のなかの引き出しには、クーベルチュールチョコレートの味や香りが、何十種類も収納されている。それを、素材の持ち味にあわせて自在に選ぶことができるのだ。


三枝俊介氏


さらに、今年のヴァレタインには、日本酒や和栗、みかん、しょうがといった和素材をメインに使った“ジャポネスク”を販売予定。例えば、和栗には利平栗を、日本酒には吟醸酒をと、素材使いに日本人だからこそのこだわりが光る。


2011年のヴァレンタインに発売予定のジャポネスク


素材使いを得意とする三枝氏が作り上げる和素材のショコラは、フランス人ショコラティエとは、ひと味もふた味も違う、繊細で香り豊かなもの。この機会に、ぜひ味わってみてはいかがだろう?




ショコラティエ パレ ド オール
東京ブテ
ィック
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング1F
Tel:03-5293-8877
大阪ブテ
ィック
大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスPLAZA ENT 4F
Tel:06-6341-8081

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