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マリアージュショコラ


実は、根っからのお酒好きという「ショコラティエ ミキ」の宮原美樹氏が、「日本ラム協会」「テキーラ協会」、そしてコニャック好きには有名な「バー ドンナ・セルヴァ-ティカ」の協力の下、新発想のショコラを生み出した。その名も「マリアージュ ショコラ」という。


左から、日本テキーラ協会 会長林氏、「ショコラティエ・ミキ 」宮原美樹氏、日本ラム協会 海老沢氏、渋谷の名コニャックバー「ドンナ・セルヴァーティカ 」古屋敷氏


“お酒とショコラのマリアージュなんて、そう珍しくもない”と思うなかれ。これは、お酒とのマリアージュのために、宮原氏がブレンドしたショコラなのだ。


難しく考えないでいいので、
楽しんでください!と、宮原氏


「お酒とのマリアージュということで、6種類のチョコレートを考えました」
お酒のラインナップは、ラム、シャンパーニュ、テキーラ、ブルゴーニュワイン、コニャック、アイラモルトの6種類。


写真のアソートと、お酒によって
選べる6種類あり。各6枚入り ¥980


「例えば、シャンパーニュ。辛口で熟成感のあるシャンパーニュをイメージし、ショコラは、コクの部分を補い、より深めてくれるイメージで作っています」と宮原氏。
ちょっと難しそうに聞こえるが、ものは試しと、さっそく挑戦してみることに。


合せるシャンパーニュは、ルイ・
ロデレール ブリュット・プルミエ


まずは、シャンパーニュをひと口。すっきり感のある辛口タイプでさらりとした口当りが爽やかに広がる。次に、シャンパーニュのためのショコラ“Mariage Chocolat pour Champagne”を口に入れる。ハイミルクのチョコレートだが、最初、カカオ風味はあっさり目で、コクもどちらかというと物足りなく感じる。ところが、これを交互に味わっていくと・・・。確かに、シャンパーニュにない“コク”の部分が、ショコラによって、ふっくらと補われて丸みのある味わいになっていくのがわかる。シャンパーニュの繊細さには、きっとこれ以上のミルク感もコクも邪魔になるのだろう。繊細さとコクが、新しい味わいへと導いてくれる。これこそが、マリアージュの妙といえるのかもしれない。


試食会では6種全部を試食。交互に食べ進むうちにマリアージュの効果を実感。一度わかると、おいしくて楽しい!


「アイラモルトは、産地のアイラ島では牡蛎と合せることが多いウィスキーです。そこで、ショコラも牡蛎のようなクリーミーさをイメージして、コクのあるホワイトチョコレートにしました」
アイラモルトは、慣れない人には強烈なクセを感じるウィスキーと言われている。薬品を思わせるツンとした香りが苦手、という人も少なくない。そこで、恐る恐るアイラモルトを口に含み、そのあと、ショコラを味わう。・・・すると、ピリピリとしたクセがまろやかになり、チーズのようなコクのあるミルク感が広まっていく。アイラモルトの良さは残しつつ、とてもエレガントな雰囲気になったのが興味深かった。


“ドン・フリオ レポサド”は、樽熟成で柔らかな風味が特徴のテキーラ。テキーラ特有の尖った苦みがなく、チョコレートとの相性もいい


ちなみに、試食会のためにセレクトされたのは、下記6種類のお酒なので、参考まで。
チョコレート好きの彼にはもちろん、普段は甘いものを食べない飲んべえの彼にもぜひ。今年は、マリアージュ ショコラでちょっと大人にヴァレンタインを過ごしてみてはいかが?


マリアージュ・ショコラ“シャンパーニュ”
[ ルイ・ロデレール ブリュット・プルミエ ]

マリアージュ・ショコラ“ラム”
[ ロン・バルセロ インペリアル ]

マリアージュ・ショコラ“ブルゴーニュ”
[ ヴォーヌ・ロマネ オー・ダモード2005 ]

マリアージュ・ショコラ“コニャック”
[ ジャン・フィユー トレ・ヴュー ]

マリアージュ・ショコラ“アイラモルト”
[ ラフロイグ クォーターカスク ]

マリアージュ・ショコラ“テキーラ”
[ ルドン・フリオ レポサド ]



マリアージュショコラ
オンラインショップ: http://mariage-chocolat.com/
「ショコラティエ・ミキ」でも販売中です

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